ゲートについて
 ゲートの形状・位置は、外観に出したくない、重要な寸法位置にはつけない等、製品の仕様にて制限されることが多いですが、ゲートの位置は、金型設計時にレイアウト決定の要素でもあり、一度位置を決めると後で簡単に変更できません。

 また、成形の良し悪しを決定してしまう重要な要素です。出来れば、製品設計段階からの配慮がほしい項目です。
    
■ゲート位置 ・ウェルドラインの発生位置に配慮

 ゲートの位置はウェルドラインの発生位置と因果関係があります。ウェルドラインは樹脂が充填時にぶつかってできるものなので、通常はゲートの反対側に出来ます。
 また、穴のゲートの反対側、肉薄部にもウェルドラインは発生しやすいので注意が必要です。
・外観部のガス溜りに注意

 外観部にガスの溜まり易い形状(袋小路になる箇所)がある場合は、ゲートの位置を考慮するだけで解決できる場合もあるので注意が必要。
 通常ガスは深いリブ・ボスの底・ウェルドライン終点に発生しますが、これらは外観に出てこない箇所であれば対策はとりやすいが、外観部はブッシングライン等を出したくないので対策がとりにくい。
・樹脂の流動を考慮

 樹脂の流動が良い位置につける方が良い。例として、薄肉部は避ける、製品の長手方向から入れる等があげられる。ピンゲートの樹脂溜りは樹脂の流動を良くする為に必ずつける。流動性が悪くなると成形の充填に影響し、保圧がかかりにくく、ヒケ、ソリ問題の原因になる。
  
■ゲート形状 ・樹脂の流動を考慮

 樹脂の流動の悪い形状(小さい、細い)と成形の充填に影響し、保圧がかかりにくく、ヒケ、ソリ、フローマーク等の原因になる。

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